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魚と自然について、確かなことだけを書き留めた知恵の蔵A store of what we can actually verify about fish and the natural world

This article is written in Japanese. The site interface, the field guides and the guiding and production pages are available in English.

魚種

魚そのものの事実。習性・食性・成長、そして感覚のしくみ。

チヌ(クロダイ)― 何でも食べ、性を変える魚
チヌ

チヌ(クロダイ)― 何でも食べ、性を変える魚

雑食で警戒心が強く、汽水でも生きる順応者。オスからメスへ性転換する不思議な一生。

Tokushima Urban
メバル ― 夜に浮く、三種の魚
メバル

メバル ― 夜に浮く、三種の魚

実は3種に分かれるメバル。夜行性で上を向き、視力はあまり良くない。メバリングの土台。

Kaifu Coast
ヒラスズキ ― 荒磯のサラシに潜む銀鱗
ヒラスズキ

ヒラスズキ ― 荒磯のサラシに潜む銀鱗

外洋の荒磯、白く泡立つサラシの中で小魚を待ち伏せる魚。荒れる海こそが好機になる。

Kaifu Coast
シーバス(スズキ)― 淡水まで入る回遊の大型魚食魚
シーバス

シーバス(スズキ)― 淡水まで入る回遊の大型魚食魚

セイゴ・フッコ・スズキと名を変える出世魚。内湾から汽水、淡水まで回遊し小魚を狙う。

Tokushima Urban
ブリ ― 海を旅し、冬に脂をのせる出世魚
青物

ブリ ― 海を旅し、冬に脂をのせる出世魚

日本列島を縦断する回遊魚にして出世魚の代表。冬の「寒ブリ」は脂と栄養の塊。

Kaifu Coast
アジ(マアジ)― 夜に動く、群れの回遊魚
アジ

アジ(マアジ)― 夜に動く、群れの回遊魚

居着きと回遊の二つのタイプを持つ身近な魚。夜行性で群れで動き、栄養も食味も抜群。

Tokushima Urban
アマゴ ― 渓流の宝石、サツキマスになる魚
アマゴ

アマゴ ― 渓流の宝石、サツキマスになる魚

朱点をまとう渓流の美魚。海へ降ればサツキマスへ。冷たい清流に生きる日本固有種。

Kaifu River
根魚(カサゴ)― 岩陰に潜む待ち伏せのハンター
根魚

根魚(カサゴ)― 岩陰に潜む待ち伏せのハンター

岩礁に居着き、ほとんど泳がず物陰で獲物を待つ。一年中狙えて美味な、ロックフィッシュの代表。

Kaifu Coast
ダツ ― 光に突進する、表層のスプリンター
ダツ

ダツ ― 光に突進する、表層のスプリンター

上下に伸びた顎と鋭い歯を持つ表層の捕食者。光に向かって突進する習性があり、夜の海では人が刺される事故も起きている。

Tokushima Urban
ブラックバス(オオクチバス)― カバーに潜む外来のハンター
ブラックバス

ブラックバス(オオクチバス)― カバーに潜む外来のハンター

カバーに潜み待ち伏せる攻撃的な捕食者。オスが巣を守る一方、扱いには法的責任が伴う外来種。

季節と水温

季節の移ろいと水温が、魚の動きをどう変えるか。

水温と活性 ― 1℃が釣果を変える理由
水温

水温と活性 ― 1℃が釣果を変える理由

魚は変温動物で、水温がそのまま代謝を決める。適水温と、急変への弱さ。数字で釣りを組み立てるための土台。

水温は1ヶ月遅れてくる ― 暦とずれる海の季節
季節

水温は1ヶ月遅れてくる ― 暦とずれる海の季節

海水温が最も高いのは8〜9月、最も低いのは2〜3月。気温より約1ヶ月遅れる。カレンダーで釣りを組み立てると外す理由。

乗っ込み ― 産卵に向かう、年に一度の荒食い
産卵

乗っ込み ― 産卵に向かう、年に一度の荒食い

春、水温が上がりきる前にチヌは浅場へ入る。産卵を控えた個体が荒食いする、一年で最も狙いやすい時期の仕組み。

Tokushima Urban
季節回遊 ― 適水温を追いかける移動
回遊

季節回遊 ― 適水温を追いかける移動

魚は好みの水温を求めて動く。ブリの追跡調査が示す、季節ごとの水温の使い分けと、年齢による適水温の変化。

水温躍層 ― 夏の水を上下に隔てる壁
水温

水温躍層 ― 夏の水を上下に隔てる壁

夏、水は深さで層に分かれる。急激に水温が変わる境目=サーモクラインと、それが秋に消える意味。

溶存酸素 ― 水温が上がると、息が苦しくなる
水温

溶存酸素 ― 水温が上がると、息が苦しくなる

水に溶ける酸素の量は水温が上がるほど減る。真夏の高水温期に反応が消える、もうひとつの理由。

春濁り ― 濁りは、海が動き出した合図
季節

春濁り ― 濁りは、海が動き出した合図

春に海が濁るのは汚れではなく、植物プランクトンの大増殖。冬の循環が運び上げた栄養が、一年の生態系を起動させる。

日長と月光 ― 魚は何で季節を知るのか
季節

日長と月光 ― 魚は何で季節を知るのか

水温は年によってぶれるが、日の長さは毎年同じ日に同じだけある。動物が季節を測る物差しと、月を暦にする魚たち。

越冬 ― 冬、魚は消えるのではなく集まる
季節

越冬 ― 冬、魚は消えるのではなく集まる

低水温期、魚は代謝を落として動かない場所へ移る。北海道の調査が捉えた、支流への大規模な越冬移動と集合。

Kaifu River
増水と濁り ― 雨が川を組み替える時間
季節

増水と濁り ― 雨が川を組み替える時間

雨は餌を流し、濁りは魚の警戒を解く。ただし効くのは降っている最中ではなく、水が引き始めてから。

Kaifu River

潮汐

潮の満ち引き・潮回りに関する事実。

潮回り ― 月がつくる、水の呼吸
潮回り

潮回り ― 月がつくる、水の呼吸

大潮・中潮・小潮・長潮・若潮は月の位置で決まる。潮が動く仕組みを知ると、釣行日の選び方が変わる。

潮目 ― 水と水がぶつかる、海面の筋
潮目

潮目 ― 水と水がぶつかる、海面の筋

性質の違う水塊はすぐに混ざらず、境界が筋になって現れる。そこに魚が集まる理由は、ひとつではない。

鳴門の渦潮 ― 淡路島を回る、5〜6時間の時間差
潮流

鳴門の渦潮 ― 淡路島を回る、5〜6時間の時間差

瀬戸内海と紀伊水道の間に生まれる最大1.5mの落差。世界最大級の渦は、潮が島を一周する時間差から生まれる。

干満差の地域差 ― 同じ大潮でも、場所で違う
潮位

干満差の地域差 ― 同じ大潮でも、場所で違う

日本海側は約0.5m、太平洋側は1.5m前後、有明海は約6m。同じ月が引いているのに差がつくのは、海の「揺れやすさ」が違うから。

潮流と潮位は別物 ― 潮止まりに流れは止まらない
潮流

潮流と潮位は別物 ― 潮止まりに流れは止まらない

潮見表が示すのは潮位であって、流れではない。満潮でも激流のことがある。転流と憩流という、もうひとつの時計。

気象潮 ― 潮見表どおりにならない日
潮位

気象潮 ― 潮見表どおりにならない日

潮位は月だけで決まらない。気圧が1hPa下がれば1cm上がり、風は風速の2乗で海面を押し寄せる。予測と実測がずれる仕組み。

干潟 ― 1日2回、海になったり陸になったり
干潟

干潟 ― 1日2回、海になったり陸になったり

潮汐が生む、日に2回干出する砂泥地。窒素の半分を除去する浄化装置であり、日本では70年で3分の1に減った場所。

彼岸潮は年一番ではない ― 通説を潮位表で確かめる
潮位

彼岸潮は年一番ではない ― 通説を潮位表で確かめる

「春分・秋分の大潮が一年で最大」は広く信じられているが、実測値では夏と冬のほうが大きい。データが通説を覆した例。

概潮汐リズム ― 生き物が持つ12.4時間の時計
生物リズム

概潮汐リズム ― 生き物が持つ12.4時間の時計

潮の情報を遮断しても、約12.4時間の周期で動き続ける生き物がいる。潮汐は環境であると同時に、体内に埋め込まれた時計でもある。

時合いと潮 ― 「上げ3分・下げ7分」を分解する
潮回り

時合いと潮 ― 「上げ3分・下げ7分」を分解する

経験則として語られる時合いを、潮位・潮流・餌の動きに分けて考える。言葉を鵜呑みにせず、何を見ているのかを整理する。

フィールド

川や海の地形と自然。瀬と淵、河口といった釣り場のなりたち。

メーカー

釣具メーカーの歴史と思想。ブランドの成り立ちを知る(製品カタログではありません)。