
メーカー
ダイワ(DAIWA)― リールから始まった総合釣具ブランド
最終更新: 2026-06-04
釣具店に並ぶリールやロッドで、必ずと言っていいほど目にする「DAIWA」。日本を代表する釣具ブランドであり、世界の釣具市場でもトップシェアを争う存在です。その歩みは、一台のリールづくりから始まりました。ここでは個別の製品ではなく、ブランドとしてのダイワの成り立ちと姿を、事実に沿って見ていきます。
リールから始まった会社
ダイワの源流は、1955年に始まった輸出用リールの製造にさかのぼります。1958年には大和精工株式会社(だいわせいこう)が設立され、これがブランド名「ダイワ」の母体となりました。創業初期から「リールの会社」として歩み始めた点は、ダイワの個性を理解するうえで欠かせません。
その後1962年からは東京・東久留米市に本社を構え、現在に至ります。大阪・堺発祥のシマノが自転車部品から釣具へ広がったのとは対照的に、ダイワは釣具そのもの、とりわけリールを出発点に成長してきたブランドです。
ダイワ精工からグローブライドへ
長く「ダイワ精工株式会社」として親しまれてきた同社は、2009年10月に社名を「グローブライド株式会社」へと変更しました。これにより、「Daiwa(ダイワ)」という名は、会社名ではなくフィッシング部門のグローバルブランド名として位置づけられることになりました。
つまり今日「ダイワ」と言うとき、それは企業名というより、釣りの世界で磨かれてきたブランドの名前を指しています。社名は変わっても、釣具ブランドとしての「ダイワ」は受け継がれているのです。
釣りを軸にした総合レジャー企業
ダイワを擁するグローブライドは、釣用品を中核としながら、ゴルフ、ラケットスポーツ、サイクルスポーツなど、複数の分野へと事業を広げてきた総合スポーツ・レジャー企業です。
それでも企業のアイデンティティの中心にあるのは一貫して「釣り」です。リールづくりで培った精密な機構の技術が、ブランド全体の土台になっています。世界の釣具市場が拡大を続けるなかで、ダイワはその最前線に立つ日本発のブランドのひとつであり続けています。
知っておきたいブランドの位置づけ
釣りを始めると、多くの人がダイワとシマノという二大ブランドのどちらか(あるいは両方)に触れることになります。リールを出発点に発展したダイワと、自転車部品の技術を礎にするシマノ——成り立ちの違いを知っておくと、ブランドそれぞれの個性が見えてきて、道具選びの背景理解が深まります。
※本記事はブランドの歴史・成り立ちを事実ベースで紹介するものです。個別製品の評価やおすすめは、別途レビュー記事で扱います。
出典・根拠
- グローブライド - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/グローブライド
- グローブライドの沿革 - Strainer https://strainer.jp/companies/2742/history
- DAIWA BRAND HISTORY - ダイワ https://www.daiwa.com/jp/brand/history/